うつ病で傷病手当金や労災認定を受けてお金の不安をなくす方法

社労士

既にうつ病から脱した僕にとっては今さらこんな制度の事を知っても活用できませんが、うつ病で傷病手当金や労災認定をうける方法があるそうです。

ホントに知りませんでした。

会社は教えてくれないし、精神科の医師や役所から一言のアドバイスもありませんでした。

税金や各種社会保障費の納付は義務

もしも僕が精神科に通っている頃にこの制度の事を知っていたら、絶対に活用した事は間違いありません。

そもそも、政府は消費税や所得税、国民年金をはじめとして様々な名目で「税金」を徴収します。

国民年金を滞納していたら封筒が届き、それでも払わないでいたら強制的に徴収されるくらいです。

所得税に至っては脱税で逮捕されるレベルですから、お金をむしる事に関しては凄まじく厳しいといえるでしょう。

もっとも、これは国の財政を支えて日本国民が助け合うための義務だから文句をいっても仕方ありません

そうやって元気な時に払っておいたお金はイザという時に国民が使えるようになっているから、給料の3割も天引きで納付するのに納得できるのです。

補助金は自動ではない

ところが、うつ病をはじめとして病気や天災など国からの援助があってしかるべきという時には自動的に援助してもらえるわけではありません。

いちいち煩雑な手続きをして、ようやく権利が行使できるのです。

今回紹介する傷病手当金労災認定についても同じです。

これだけブラック企業がはびこり、過労死や自殺、メンタルの不調が騒がれているというのに、全く活用されているとは思えません。

何しろ、制度の存在自体が全く知られていないので申請しようがないのです。

僕自身も偶然、リアルで出会った社労士からこの制度の事を聞いてショックを受けたくらいです。

労災といえば、作業中に高所から転落してケガをしたとか、工場の化学薬品で健康を害したといった体の傷について保障する制度だと思っていたからです。

しかし、重度のうつ病にも適応されるのです。

社会保険労務士について

ちょっと前まで社労士は取得が厳しい資格で、ある程度の企業になれば社内のコンプライアンス的に人事部に一人は必要というポジションでした。

しかし、今では合格者が増えたせいで社労士資格は持っているけど人事以外の部署に所属している人がたくさんいます。

社内に資格を生かしたポストが無いからと言っても、独立して食べていくのは大変との事です。

つまりは社会保険労務士も行政書士や司法書士のようなポジションになっているようです。

僕が出会った人もその一人。

ただでさえ老人が増えて医療費が大変な事になっているのに制度を活用されたらパンクするから周知しないのだろう、というのが彼の意見でした。

彼の意見に僕も納得です。

労災認定の基準

うつ病などの精神疾患で労災認定を受けるには知識が必要で、普通に申請しても通りません。

下記の書類を作成すると聞いただけで心がくじけそうになります。

  • 休業補償給付支給請求書
  • 療養補償給付請求書
  • 障害給付支給請求書

しかし、社労士に相談すれば労災認定が下りるか判定してくれた上で代行してくれます。

認定の基準は長時間労働、過労、パワハラ、セクハラです。

労働基準監督長が定める基準を満たしていれば労災認定がおります。

労災と認定されれば、通常は3割負担の通院費は無料になり、休職中の給料も8割が支払われるのです。

大分お金の心配が減るでしょう。

この制度はほとんど活用されておらず、2014年はわずか1500件の申請に対して500件にも満たない認定にとどまっています。

うつ病にかかって休職したり、会社を辞めた人がどれだけいるかを考慮すれば、申請件数が1500件というのは余りに少なすぎる数です。

何しろ厚生省のホームページではうつ病認定されている患者は300万人との事です。

そのうちの0.05%の人しか申請せず、その3割しか認可されない。

つまりうつ病の人のなかの0.015%の人しかこの制度を活用できていないのです。

なんと1万分の15人です。

悪辣だと言われているソシャゲのガチャでもSSレアを一発で引く確率は2%ですから、うつ病で労災認定受けるより133倍も簡単です。

この認定数はちょっと異常ではないでしょうか?

ちなみにかつての僕のケースだったら間違いなく長時間労働による過労とストレス、パワハラは当てはまります。

何しろ同僚が自殺するくらいの職場でしたから。

彼も自殺するくらいなら労災認定を受けて療養すればよかったのです!

この制度を知らなかったばかりに・・・。

また、うつ病で労災認定が難しくても傷病手当金なら下りるでしょう。

傷病手当金について

傷病手当金、というのは労災以上に聞きなれない制度だと思います。

傷病手当金とは国民健康保険の被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給される制度です。

正直、この説明文を書きながら腹が立って仕方ないです。

毎月高額の健康保険を払いながら、この制度の事を知らなかったのですから。

やはり手続きにのっとって申請すれば、受給することが可能となるのですが払いたくない行政は簡単に認定をしません。

そのため社労士に相談するしかありません。

しかもこの制度は退職後の失業保険と時期をずらせば両方受給できるのです。

うつ病をはじめとする精神疾患で労務提供不可能になり、退職した後であれば活用すべき制度です。

何も知らなかった僕の場合

なお、今の僕は病気から復活して別の会社に勤めていますが、うつ病になった会社を辞めるときは自己都合退職なので、退職後3か月の間は失業保険がおりません。

自己都合退職の場合は直ぐに失業給付金が貰えないのです。

次の月からもらうには会社都合退職である必要があります。

パワハラがひどい社風だったので、退職の際に会社とやりあう気力が出なかったので会社都合退職に出来なかったのです。

そもそも、会社が自動的に会社都合退職にしてくれるハズが無いし、うつ病でやめるときに会社とケンカする元気なんかあるわけない。

しかも3か月以内に今の会社に転職したので、結局は失業給付金の制度を一度も使っていないのです。

もちろん、22歳で就職してからというもの、今現在まで一度も欠かさず雇用保険は支払いしています。

自分のことながら制度を支える「養分っぷり」に呆れます。

当然、労災認定も受けていませんし、傷病手当金なんて名前すら知りませんでした。

うつ病から筋トレや糖質制限などの自助努力で復帰したのです。

国に迷惑をかけない国民の鑑といえるでしょう(笑)

きっとこの記事を読んで下さる方も僕と似ている人だと思います。

最後に

長々と私情をはさみながら、制度について触れましたが結局は知らない人は損をするという事です。

ケータイの契約でも最近のPCデポの長期サポート契約の事件でも根っこは同じだと思います。

今となっては僕にとって活用する機会はありませんが、社労士が作成したマニュアルがあります。

僕のような制度の養分にはならないで欲しいと思って紹介します。

非常に詳しく記載されており、電話相談もついているのでうつ病で会社を辞めるという人はぜひ活用してお金の不安を取り除いてみては如何でしょうか。

傷病手当金を受給する方法

うつ病で労災認定を受ける方法

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