糖質を減らすサプリや健康食品はあるのか?食べ物について考えてみた

糖質カットサプリ 糖質制限

糖質制限が一過性のブームから生活スタイルの一種となって大分時間が経ちました。糖質制限に対応した食べ物も沢山発売されているので、以前に比べて大分取り組みやすくなったと思います。しかし、サプリについてはちょっと疑わしいと思うのですよね。

いきなり結論から言ってしまいますが、食事の時に服用すると糖質が吸収されなくなるとか、糖質が減るサプリや健康食品はお勧めしません。

例えトクホであっても効果は疑わしい。

今までと同じ食生活をしたいけど糖質量は減らしたい、という無理難題がかなえられるようなサプリが沢山目につくようになりましたが、どう考えてもマトモではないと思うのです。

実際、薬事法に引っかからないように糖の吸収を穏やかにするとか、サポートするといった「効く・治る」系の文言は巧妙に避けながらも、これを飲んだら糖質が多い食事をしても大丈夫と思わせるような売り方をしているようです。

そもそも、糖質制限の本質は糖質量が多い食べ物を減らし、糖質量の少ない食べ物に置き換える事にあるので何かを付け足すというのは誤りだと思います。

糖質制限ブログでサプリを勧めている人も結構多いのでビジネスの邪魔するなと言われそうですけど、私は勧めたくない。

糖質カットサプリの成分

糖質カット系サプリの成分を調べると、その多くに難消化性デキストリンが含まれています。

難消化性デキストリンとは、トウモロコシから作られた食物繊維の一種で、大塚製薬のホームページには下記の様に記載されています。

食事から摂った炭水化物(糖質)は、体内でブドウ糖に分解されます。そのあと小腸で吸収されて肝臓へ送られます。この小腸で糖が吸収されるときに、難消化性デキストリンの働きで、糖の吸収スピードがゆるやかになることがわかっています。

ラットおよびヒトを対象としたいくつかの糖質の試験では、難消化性デキストリンは、ブドウ糖や果糖などの単糖類には影響を及ぼさず、麦芽糖の血糖上昇をおさえる作用があったことが確認されています。

難消化性デキストリンは、麦芽糖の分解を抑制することで、食後血糖値の上昇をおさえました。
さらに、難消化性デキストリンを食事と共に摂取したヒト試験でも、食後の血糖値の上昇をおさえることが確認されています。

どこにも糖質の吸収を阻害するなんて文言はありません。

おなかの中で一緒に食べたものと混ざる事で消化しづらくなるから血糖値の上がり方が緩やかになるというだけで吸収量は同じだとしたら、ベストの解決策は最初から食べない事と思うのです。

糖質カット系のサプリには漢方の成分が含まれている事も多いですが、漢方を飲んだら糖質が吸収されなくなるというのは聞いたことがありません。

結局、糖質制限者をターゲットにしたサプリはどれも怪しい、というのが私の見解です。

糖質が減る食べ物は無い

食べることで糖質を減らすことは出来ません。

食べれば食べるほど糖質がマイナスになる食べ物とか、血糖値が下がる食べ物は存在しないと言えます。

トンチみたいですけど、メチャクチャ固くて、口に入れてかみ砕くのに1時間かかるとか、そういった摂取するのに運動を伴う食べ物でない限りは無理でしょう。

食べるのに消費するエネルギー量 > 食品の糖質量

こんな食べ物があったらあったで驚きですが、今後も登場しない事請け合いです(笑)

では、食事の質を出来るだけ落とさず糖質をコントロールするにはどうすればいいか、ということになると糖質制限者向けの食品を選ぶしかありません。

どうしても代用品は美味しくないことが多いので置き換えても続かない人が多いですが、コンビニのブランパンをはじめとして美味しい糖質制限食はたくさんあります。

特に糖質工房のパン系は本当に美味しい。

普段の食事にサプリ等の何かを付け足すのではなく、置き換える事を意識する事が糖質制限成功のコツです。

また、尿の中のケトン体を調べる事で糖質制限の進み具合をモニタリングするのもモチベーションアップにつながります。

糖質制限が成功しているかチェックする方法|ウリエースDb
書籍に従って糖質制限を始めたけれども本当にケトン体が体内で燃えているのか、直接目で見て確かめる方法はありません。しかし、検査紙を使えば一発で分かります。

長くなりましたが、最後に余計に何かを食べる事で糖質制限は出来ないし、何かを余計に食べる事は糖質制限ではないという事を覚えておいて下さいね。

これは絶対です。

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