寝不足で甘いものが食べたくなるのは何故か?

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深夜の飯テロ画像の例をあげるまでもなく睡眠時間が減ると食欲が出るというのは経験的によく知られている事ですが、その原因が明らかになったようです。

僕もどちらかと言えば夜型の生活をしていますが、追い込みの時期などは徹夜をすることも珍しくありません。

そんな時にふとTwitterで深夜の飯テロ画像を見てしまった日には、何か食べたい欲求をこらえる事は難しいです。

これまでに書籍などで明らかにされていたのは、睡眠時間が減るとグレリンという摂食促進のホルモンが分泌されるせいだとされていました。

しかし、この度、筑波大で発表された研究では下記の点が明らかになりました。

マウスのレム睡眠を妨げる実験を行ったところ、砂糖の主成分であるショ糖や脂質の摂取量が増加した。脳の前頭前皮質の活動を遺伝子操作などで抑制すると、脂質の摂取量は増えたが、ショ糖は増えず、糖分に対する欲求を担っていることが判明した。

引用:ヤフーニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161210-00000066-jij-sctch

これが何を意味するのかというのは、過去の研究を踏まえた上で専門家でないと分からないと思います。

もし仮に食欲ホルモンのせいであれば何であっても食べたい気持ちになると思われるので、甘いもので無くても満足感が得られるはずです。

しかし、前頭前皮質の活動を抑えると甘いものを欲しなくなるかわりに、脂質の摂取量は増える。

糖質制限者の視点からは糖質と脂質といったら脳のエネルギーを連想します。

という事は、おそらく長時間眠らずにいると、脳のエネルギーを補充するために糖質やケトンの需要が生まれるのではないでしょうか?

ショ糖は砂糖の主成分ですし、ケトン体は脂肪が分解されて脳で使われるからです。

そして、欲求のままに糖質をたくさん取れば太ります。

睡眠不足に糖質過多はうつ病の原因といえるでしょう。

まさに僕が陥っていた状況と似ています。

つまり、ドミノ倒しの様に下記の順番で症状が引き起こされるのではないでしょうか?

  1. 残業を含む長時間労働
  2. 睡眠不足
  3. 深夜の食事・糖質への欲求
  4. 糖質過多
  5. うつ病の発症(ストレスや運動不足も複合して)

睡眠時間を確保しよう

このところ、睡眠の重要性は以前よりも強く感じています。

20代の頃に年配の人が言っていた、寝ても体力が回復しないという状態が身にしみて分かるようになりました。

鬱から回復した今では筋トレに励んでいますが、寝ないと筋肉痛の回復が遅れますし疲労も抜けないのです。

しかもただ単に長く寝ればいいのではなく、質の高い眠りが大事です。

体に元気が充実している状態で目覚める為には睡眠は絶対に重要です。

以前までは睡眠時間を削ってストレス解消で映画を見たり酒を飲んだりしていましたが、かえって逆効果です。

やりたいことがあっても寝る!

睡眠時間の優先順位を上げると、余計な事をするための時間が減るので1日の時間が物凄く重要になります。

2時に寝て7時に起きて会社に行くとか、今思えば元気なうちだけです。

絶対に長続きしませんから。

僕よりもハードな状況で働いているエリートビジネスマンの人は、睡眠時間を削って働ける自分の頑丈さを誇っていましたが、結局は社内で倒れて入院です。

ひょっとしたら倒れて見せるくらいのパフォーマンスをしないと休ませてくれないような企業文化だったのかもしれませんが、睡眠がとれなければどんな人でも耐えられないという事です。

ショートスリーパーとか短眠法とか、色んなノウハウがあるようですが睡眠に関しては個人差が大きいと思います。

睡眠時間が短くてもいいなんて人はごくわずかで、後天的に身に着ける事が出来るとは思えないというのが僕の意見です。

そもそも、長時間活動できても作業効率が悪ければ眠れないだけ損です。

スッキリ目覚めてさっさと仕事を片付けた方がいいと思いますね。

・・・相手の都合でそうはいかない事も良く分かっているのですけど(汗)

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