これは凄いです。低血糖症と糖質制限についての書籍はありましたが糖質制限でうつ病が治る!と断言した医師の著作はこれが初めてだと思います。
書店で見つけたのはこの本。即座に買って読んだらほんとに驚きました。
自分の中ではまず間違いない、と思っていた糖質の取り過ぎが鬱を引き起こすという事が西脇医師の著作では断言されていたのです。
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この著作の作者は相棒や半落ちといったテレビドラマの医療監修をしている方で、名前も顔も公にしている人物です。
決して怪しげな民間療法をしている人ではありません。
もっとも、糖質制限を推奨する本を出版する医師はみんな自分の病院を持っているくらいの人達ですから、キノコを食べたら病気が治るという人達とは一線を画しますけれども。
糖尿病患者にうつ病が多い
この記述は素直に驚きました。
低血糖症とうつ病の関係については既に書籍がありますが、うつ病と糖尿病についての関係を言い切ったのはかなり大きいと思います。
このメカニズムについてはなんと、糖を食べるとドーパミンの分泌量が減る!と断言。
うつ病はその症状が低血糖と似ていますが、その説明は全く違います。直接的なのです。
ドーパミンは運動ホルモンとして知られており、やる気や活力と大きく関係しますから分泌されなくなるとパーキンソン病や心の病気になります。
その上、念を押すように下記の記述があります。
糖質が精神に異常をきたし、人格までも変えるというのは、にわかに信じがたいかもしれません。現実的な話として捉えていただくことはなかなか難しいことです。しかし、糖質が心の問題を引き起こすことは紛れもない事実
これは本当に凄い事だと思います。
しかも糖質制限よりもさらに厳しい断糖をすることでうつ病の症状が消失・改善した人がたくさんいるそうです。
甘いものを食べるのは一時しのぎ
頭が疲れた時に甘いものを食べて休憩を入れる、というのはよくある事です。
実際僕もチョコレートを食べたりコーヒー牛乳を飲んだりしていました。
しかし、これは一時しのぎで癖になるとますます頭の働きが鈍ってくるのです。
最初から糖質をとっていなければ甘いものを食べたくなりません。
これは糖質制限を初めて1か月もすれば実感できると思います。
糖質制限を始めたばかりの頃は無性に米やチョコレートを食べたくてしかたない時期がありますが、誰もが共通しています。
そういった食べたい時期を乗り越えれば簡単に継続することが出来ます。
それに今まで1日300g摂取していた糖質を0にしなくては効果が無い、という事はありません。
200gや100gまで減らしただけでもかなり体感があります。
糖質制限がうつ病に効果が認められる、という書籍も出たことですし、悩んでいる人は試してみて下さい。
単に食べ物を変えるだけですから、何か特別な器具が必要になったりすることはありません。
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