脳疲労をチェックしよう!回復の方法まとめ

心の疲れを取る技術 うつ病

つい先日、脳疲労社会という書籍を購入しました。ストレスチェックについて非常に
分かりやすく書いてあったので紹介したいと思います。

頭を使いすぎてだるいとか、頭が疲れたというのはみんな経験した事があると思います。
大体の場合は帳簿の整理などの単純作業を長時間行ったり、ゲームに熱中した時に感じると思います。

しかし、日本発のうつ病専門病棟を開設した徳永医師の書籍でいう所の、
脳疲労はちょっと違います。

徳永医師がいう所の脳疲労とは人間関係のストレスや業務のプレッシャーによっても引き起こされ、
蓄積するとうつ病の原因となるものです。

一般的に通じるニュアンスからすると肉体的な疲労を抜きにした、気疲れを含むストレスと言った感じ。確かに肉体的なストレスというのは、いわゆるサラリーマンの仕事の中では減少傾向で、代わりに目を使う業務と気を使う場面が増えています。

PC作業などはその代表でしょう。その結果、ストレスが脳に集中する事が問題だという事です。

脳疲労から脳不調へ

脳疲労のストレスチェック項目として下記があげられます。

  1. 書類の作成に時間がかかるようになる
  2. パソコン業務に集中しづらくなるようになる
  3. 判断して指示を出すまで時間がかかるようになる
  4. 物忘れをするようになる
  5. 記憶力が落ちてきた感じがする
  6. イライラが増え感情が抑えられない時がある
  7. 運転や通勤に何となくゆとりが無くなってくる
  8. 後頭部が詰まった感じがする
  9. 仕事への意欲が低下する

このチェックリストを見ると大体の人はいくつか当てはまるでしょう。
うつ病だった頃の僕は全部当てはまりますね(笑)

これらの症状が長く続くと脳疲労から脳不調へと進み、ついにはうつ病を発症するのです。

人間関係のストレスや将来の展望が見えないとか、そういった感情も脳で感じていますし、
長期間にわたってそういったストレスを受け続ければ、何度も伸ばしたゴムが硬くなって切れるように、病気が発症するわけです。

脳疲労の回復方法

ではいったいどうやったら脳疲労を起こさないようにしたり、疲労を回復させる事ができるのかというと、これには裏ワザはありません。

十分に休むとか、運動をして肉体的にもストレスを発散させる、周囲の人間に理解してもらう等があげられます。

ただ、僕が上記の著書を読んで大事だと思った点は、長期間に分かって蓄積された疲労は自覚出来ないし、1日休んだ程度では疲労自体を実感できないという点です。

根深いストレスは完全休養して4日程経過すると実感できるようになり、そこから回復に向かうというのです。

つまり、ゴールデンウイークを全部休養にあてるとすると、ほとんど最後の方に疲れが実感できて回復が始まったころに出社となります。ほとんどのサラリーマンはまとまった休みが年に2回程度しかありませんし、連休は家族サービスなどもあります。

つまり全く休めていないという結果になります。

これは本当に良く分かりますし、言われてみれば!という人も多いでしょう。

それに、

 

こちらの自衛隊教官のストレスケアの本にもありますが、疲労には一晩で回復するものと、1か月単位で回復するもの、年単位で回復するものがあって、根強いストレスはコップそこにたまってへばり付いたヘドロのようなものだから、ちょっとコップを傾けた程度(休養)では流れ落ちないと説明されているのです。

海外派兵された自衛隊員のメンタルケアという極限の状況から出てきたストレス対処と実際の医師の知見が見事に一致しています。

一言で言えば疲れをためるな、たまった疲れが抜けるには時間がかかるという事ですが、それだけ言われても中々腑に落ちないし、そんなに休めるか!と言ってしまうのがストレスにさらされている現代人です。

そこで代替案。

下記の記事で紹介したように、筋肉にはストレス物質を分解する機能がある事が判明しました。だから日々のストレスを解消するだけの地力を付ける為に少しずつでも筋トレをするのは如何でしょう?

筋トレの抗うつ効果をまとめてみた【筋肉の機能

休んで何もするなというと、時間の無駄を感じる人もいるでしょうから、積極的に動くのです。
これならお金もかからないのでオススメですよ。

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