グルテンフリーと糖質制限はどちらがいいの?違いについて

パン 糖質制限

以前も少しだけグルテンフリーについて触れたことがありましたが、改めて違いをはっきりさせてみました。

僕がグルテンという言葉を知ったのは結構最近で、アメリカでベストセラーになったいつものパンがあなたを殺すを読んでからです。

デイビッド パールマター,クリスティン ロバーグ
三笠書房 2015-01-16
¥ 1,620

グルテンとは小麦に多く含まれる成分で、パンをふわふわモチモチにします。

本来の小麦には今ほどの量のグルテンが含まれていなかったそうですが、現在、僕たちが口にする小麦は美味しくなるよう品種改良されており、このグルテンの含有量が多くなっています。

グルテンには中毒性があり、大量に摂取する事で体がグルテン過敏症を引き起こし健康を損なうのです。

しかも、グルテン過敏症を疑った方がいい症状の中には、うつ病やADHD(注意欠陥多動性障害)、アルツハイマー、統合失調症などの精神病が含まれ、記憶障害や脳の機能低下の原因にもなっているとの事!

だからパン(小麦)を食べるな、というのが本の趣旨で、パンを主食とするアメリカで大問題のベストセラーになったのも分かりますね。

この本を読んだ時、僕は既に糖質制限をしていたので自然とグルテンフリーでした。

その為、ますます糖質制限の正しさを確信しました。

つまり、糖質制限をする事はグルテンフリーをより広範囲に広げた形になるのです。

糖質制限やグルテンフリーは流行に過ぎないのか?

何かを食べると体にいい!というのはTVや雑誌で常に宣伝されてきました。

痩せるには朝、バナナを食べればいいという朝バナナダイエットとか、青汁とか酵素、ノニ、アサイーやチアシード、他にもいっぱいありますね。

これは正に商品を売らんかなの思惑があって宣伝の為に広く周知されたと言えるでしょう。

何しろ、これまでの生活の中で食べていなかったものを別に買って食べろと言うのですからお金が余分にかかります。

もちろん、宣伝された食べ物を扱っている会社は大儲けです(笑)

糖質制限やグルテンフリーは、こういった商業主義の流行りの一つに過ぎないと批判する人がいますが、僕はそう思いません。

何故なら、糖質制限やグルテンフリーは食べない事にフォーカスされていて実践者が増えれば増えるほど会社は儲からないからです。

確かに、推奨されているココナッツオイル、チーズやナッツの会社は儲かるかもしれませんが、それらの商品を売るために仕掛けたブームと考えるには、あまりにも利害関係のバッティングが多すぎるし、反響は更に巨大です。

本来、金儲けを考えるのであれば、炭水化物(グルテン含む)や砂糖、油を大量に使った食品で消費者をマイルドな中毒にしてしまう事が賢いやり方でしょう。

デイミアン・トンプソン
ダイヤモンド社 2014-10-10
¥ 1,836

その結果、消費者が病気になろうが、健康を害しようが気にしない。

むしろ、中毒にさせておいてそれを治す薬を売れば二度美味しいのでより儲かると言えます。

消費者には自社製品が無いと耐えられないレベルで中毒患者になって欲しいですよね!

これぞ正しく依存症ビジネスの黄金パターン。

しかし、糖質制限はやグルテンフリーはこの逆を行きます。

パンや白米、麺や砂糖はマイルドドラッグで健康を害するから食べるなと説くわけです。

実際、僕を含め糖質制限をする事で体調が良くなって人生が変わった人もいるのですから嘘や誤りではありません。

しかし、大多数の食品会社や製薬会社にとっては好ましくないムーブメントです。

むしろ、糖尿病の学会で糖質制限を発表したら、糖尿病の薬を作っている会社からお金を貰っている集団から圧力を掛けられるレベル。

フードファシズム

そして、食べ物を制限するムーブメントに対して、それはフードファシズム(フードファディズム)だと非難を加える人も現れました。

下記の定義からして明らかに糖質制限をフードファシズム呼ばわりするのは間違っていますよね。

フードファディズム とは、食べものや栄養が健康と病気に与える影響を、
熱狂的、あるいは過大に信じること。
科学が立証したこと以上にその影響を信じ固執していることであり、
科学が立証したことに関係なく食べものや栄養が与える影響を過大に評価することである

何故なら既に多くのエヴィデンスレベルの高い論文が発表されているからです。

糖尿病患者に白米を食べさせながらインシュリンを投与して効果が出なくて失敗するとか、十分すぎるほどに肉や油をカットしているのに数値が下がらない人の隠れ食いを疑ったり、そういったトンチンカンな事例は沢山紹介されてきました。

炭水化物の取りすぎを止める事が出来れば、従来よりも薬に頼らずに健康を維持する事が出来ます。

より多く何かを取り入れるのではなくて、既に食べているものを減らす事。

これが体調を良くする事に繋がるでしょう。

だから何か余分にお金を使わせようというビジネスが裏にあるとは思えないのです。

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