うつで朝起きられない人へ|対処法まとめ

朝 うつ病

うつの症状の一つに朝、起きられなくなるというものがあります。いくら注意しても昼まで目が覚めなかったり、起きても調子が上がらなくて実力が発揮できないとなると問題ですよね。

これは僕も経験があります。

ほんとに起きられなくなるんですよね。

ただ、一体どうしてなのかという事はハッキリしませんし、どんな生活リズムをしているかによっても対処法は違うでしょう。

だからまずは、やってはいけない事から解説します。

うつで起きられない人がやってはいけない事

どんな状況に置かれても朝、きっちりと目を覚ます為には絶つべき事をまとめました。

うつ病の人だけでなく、それ以外の人にも当てはまります。

寝つきをよくする為にお酒を飲む。

次の日の朝、特に月曜の朝などはキチンと起きられるか不安ですよね。布団の中で余計な事を考えて寝付けない事があると思います。

だからと言って、直ぐに眠りにつく事で睡眠時間が確保しようとお酒を飲むのは逆効果です。

確かに眠気を感じるのでよく眠れたような気がしますが、じつは睡眠の質が低下しています。

就寝前のアルコールは睡眠を妨げるという研究は既に広く紹介されています。どの種類がダメ、といのではなく等しく良くないのです。

More Evidence Alcohol Before Bed Is Ruining Your Sleep

昼寝をする

余計に眠っておけば朝起きられるだろう、と思って前日に寝溜めをするのも逆効果になります。

そもそも寝付けなくなりますから、直ぐに失敗に気付くでしょう。

早い時間にベットに入る

これは逆効果になるというより、寝付けなくて苦しいですし、結局眠りに入るのがいつもの時間になってしまう事が多いのであまりお勧めできません。

寝る前に運動する

体が疲れていれば深く眠れるだろう、と考えて運動するまでは正しいですが、寝る前に運動するのは逆効果になります。

神経が高ぶってしまうので、眠りが浅くなります。

帰宅後にランニングやトレーニングジムでで体調を整えるという意識高い系の記事がメディアに出ていますが、やってみたら眠れなくなったという反応が多数あります。

ちゃんと朝起きられる人ならまだしも、起きられない人は止めましょう。

睡眠薬を飲む

これは医師に相談の上処方してもらった睡眠薬なら問題ありません。

クリニックや精神科の医師に相談せずに、精神科の薬と別枠で勝手に睡眠薬を併用するのは止めましょう。

組み合わせによる副作用があるかもしれませんし、医師としても自分が出した薬以外の責任は負い切れないでしょう。

それでは次に対処法を解説します。

うつで朝が弱い人でも起きる方法

これについてもいくつかの方法がありますが、何に由来するかによって合う方法が違うという事です。

例えば、休職中で出勤しないけど生活リズムを朝方にしたい人がいたとして、実は夜更かしの癖があったら、対処法は夜更かしを止める事となります。

個の場合は会社に通いながらうつの薬を飲んでいる人とは状況が違うと言えます。

目覚まし時計を変える

朝きちんと目を覚ましたいという人は間違い無く目覚まし時計を使っているでしょうし、場合によっては複数の時計を離れた場所にセットしているでしょう。

そこで最強の目覚まし時計を紹介します。

最強の目覚まし時計といっても、音が破壊的にうるさいと言ったものではありません。駅員さんが利用している目覚まし時計です。

このように下に敷いた風船が膨らむことで胸部が押し上げられて、不快感を感じて目を覚ます事が出来ます。

ダイヤを死守する駅員さんが寝坊なんてしたら電車が止まるどころか、場合によっては事故の原因になりかねませんから効果のほどは折り紙付きです。

これと通常の目覚まし時計を組み合わせれば最強でしょう。

ちなみに、通常の目覚まし時計は寝床から立たないと手が届かないところに設置しておきましょう。

日光が当たる所に寝る

これはかなり効果があります。通常はカーテンで光をさえぎっていますが、取り払います。日が出てきたら窓から光が差し込むようにしておくのです。

そして自分の顔なり体が差し込んできた朝日の当たるような場所に寝ます。

これによってまぶしさを感じて目を覚ましやすくなります。

なお、現在この仕組みを利用した光目覚まし時計が大人気です。



建物の陰になっているとか、朝日が入ってこない部屋で寝ている人におすすめですね。

夕飯の量を減らし夜食を取らない

これは絶対にやって下さい。会社員にとっては夕飯後が一番のリラックスタイムだという事は分かります。

その一番くつろいだ時間にだらだらお酒を飲んだり、甘いものを食べたりしている人は結構います。

これが無意識に行っている昼間のストレスの解消法なんですね。

でも、これは眠りの質を悪くするので止めましょう。夕飯を減らして夜食を止めるだけで大分目覚めが変わります。

悩みの元を絶つ

これが最後にして最大の対処法です。そもそもどうして朝、目が覚めないのでしょうか?

無意識の内に出社したくないという気分があるのではないでしょうか?僕は正に当てはまっていました。

うつが一番酷い時は会社の最寄り駅に近づくにつれ気分が悪くなって、吐き気がします。もっとひどくなると実際に途中下車して吐いていました。

つまり朝起きられるようにするというのは、無意識が出社拒否している可能性があり、それを意識の力でどうにかしようとしている状態と言えるでしょう。

だったら毎朝元気に出社できるような職場に変わったら、元気に目が覚めます。寝坊も減るでしょう。

うつ病の転職・再就職

原因がうつでない可能性を考慮する

既に医師からうつ病との診断を受けている人でも、実は寝起きの悪さはうつとは無関係で、別の原因によって引き起こされている場合があります。

それは低血糖症です。糖尿病の人にはなじみのある病名ですが、うつ病患者で低血糖症の可能性を疑う人はまずいません。

低血糖症の症状は非常にうつ病と似ている部分があります。

低血糖症についてはこちらをご覧ください。

うつ病と低血糖症について | 原因は複数あるのか?
気分の浮き沈みが激しい、抑うつ状態が続いている、朝起きられないといった場合、うつ病を疑う事が多いかと思います。しかしもう1つ注意すべき病気があるのです。

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