腹筋は背中を痛める!?アメリカ軍の体力測定から腹筋が削除される日

古代ローマの石棺の詳細 腹筋(クランチ)

以前にも当ブログで腰を痛めない腹筋の仕方を説明した事がありましたが、
衝撃的なニュースが入って来ました。なんとアメリカ軍の体力測定から腹筋の
項目が無くなるかもしれないのです!

ニュースを報じたのはウォールストリートジャーナル。

米海軍専門誌「ネイビー・タイムズ」は最近掲載した論説で、
海軍兵士が毎年2回パスしなければならない体力測定から
腹筋運動を除外するよう要求した。論説には「時代遅れの運動は現在、腰回りを痛める主要な原因だと見なされている」と記された。
また、カナダ軍は最近、けがにつながる可能性と実際の軍の仕事との関連性が
低いことを理由に、体力テストから腹筋を除外した。

ウォールストリートジャーナル

なんと!

既にカナダ軍では腹筋運動は体力測定の項目に入っていないのです。

一体どうして腹筋が体に悪いのかというと、
腹筋に加わる力が繰り返される事で
椎間板ヘルニアを引き起こしやすくなるとの事。

これも以前から指摘されていたことですね。

ちなみにウォールストリートジャーナル内の対談動画では、
crunch(クランチ)によってback ache(バックエイク)が起きると
発言しています。

記事内にこれを背中の痛みとか背中を痛めると訳している箇所がありますが、
通常、腰痛と訳す事が多く、話の流れからして誤訳の可能性が高いと思います。

実際、経験的にもトレーニング系の動画でも、
腹筋運動の最大の敵である腰痛を引き起こさないように、
フォームなどを解説しています。

腰痛予防「腰に負担の掛からない腹筋」 by 整体屋.com
再生時間:30秒

腹筋を止めてプランクをしよう

腹筋運動が時代遅れとなった事はこの報道で決定的となりました。
何よりも具体性を重要視する軍隊が体力測定の項目から外したことが致命的です。

これまではフォームに気を遣いながら腹筋運動をして来ましたが、
今後はウサギ飛びのように今後は廃れて行くと思います。

コレステロール悪者説しかり、ウサギ飛びしかり、部活中の水分補給禁止しかり、
これまでは常識とされてきたことが検証される事で全く間違っていたという事は
珍しくありません。

今はまだ軍隊の常識にとどまりますが、次第に人口に膾炙してくることでしょう。

そして腹筋運動(クランチ)は即刻止めて、プランクをしましょう!

プランクとは下記の動画で説明しているポーズで静止する事で体幹を鍛える運動です。

【筋トレ】「コア」に効く筋トレ「プランク」!
再生時間:3分30秒

この動画では実際に1分の間プランクの姿勢を取っていますし、
腰の沈み込みやお尻を突きあげてしまうなどの悪いフォームについても
指摘しています。

動画を見ながら実際に1分間フォームを真似する事でトレーニングの学習効果が
向上します。

そしてこちらの動画ではプランクを細分化しています。

お腹痩せプランク27選
再生時間:2分53秒

上記の動画では通常のプランクを肘つきプランクと呼んでいますが
名称はあまり気にせず、
最初のうちは肘をついたフォームのプランクを主体に取り組むと良いです。

慣れてきたらセットを増やしたり、
より負荷のかかるフォームを取る事をお勧めします。

体幹とはどこの事か?

プランクでは腹筋や体幹を鍛える事が出来ると説明されますが、
そもそも体幹ってどこの事でしょうか?

漠然と体の重要な箇所の筋肉の事だと思っている人や、
インナーマッスルと混同している人が多いかもしれませんが、
体幹を一言で言ってしまえば胴体の筋肉の事です。

アームカールなどの特定の箇所を鍛えるのではなく、
胴体の筋肉に集中して鍛える事を体幹トレーニングと呼びます。

その体幹トレーニングで一番最初に紹介される事が多いのが、
このプランクで、腹筋運動の代わりになるだけでなく非常に多くの筋肉を
鍛える事が出来ます。

しかも静止するだけですから自室で行っても物音がしません
抑うつ状態で気力が無くても取り組みやすいのです。

それでいて腰痛になる事も無いのですから、かなり理想的だと言えます。

スクワットと合わせて行えばかなりのトレーニング効果が期待できるでしょう。

修正カールアップ

それでも従来の腹筋運動にこだわる人には修正カールアップが推奨されていますが、
既にプランクに置き換えようという指摘もあるので、
積極的に取り組むべきとは思えません。

ちなみに修正カールアップという単語は聞きなれないかもしれませんが、
腰痛患者の為の腹筋運動と同じフォームです。

椎間板ヘルニア・腰痛治療 腰痛が改善する筋肉トレーニング第1弾~腹筋・背筋~
再生時間:3分18秒

特に体に不調が無い場合はあえて修正カールアップをするよりも、
特に器具も不要で運動負荷に対して得られる成果の多い、
コスパに優れたトレーニングであるプランクを取り入れていきましょう!

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