うつ病は田舎で暮らせ?転地療法に効果はあるのか?

田舎 田んぼの中の家

正直、僕も抑うつ状態の時はどこか田舎にでも引っ越して、
SOHOで受託仕事でもしながら細々と暮らそうかと考えたことがあります。

SOHOなんてもはや死語かもしれませんが、
スモールオフィスホームオフィスの略で、いわゆる在宅ワークです。

僕はWEB系の仕事をしていますから、
タスクだけ受ければ自宅で作業する事も可能といえば可能です。

最近だとランサーズとかクラウドワークスが一般的になってきたので、
フリーのウェブデザイナーとかプランナーは結構多い気がします。

これと併せて農業の手伝いでもすれば食べていけるかな、とか、
思ったりしたのですが結局は小規模な会社に転職したので実現はしませんでした。

しかし、療養の為だと期間を区切るならうつの転地療法はアリだと思います。

期間を区切って、というのは田舎で暮らし続ける事の難しさというか、
現実性について色々考えたせいです。

田舎で生計を立てる事の難しさ

都会でダメになったのだからうつの人は田舎で暮らせばいいじゃないか!という
乱暴な意見があるようですが、
そもそもよそ者が田舎に住み続ける事こそ難しいと思います。

まず第一に仕事の問題。
どうして地方が過疎になるかと言うと仕事が無いからです。

あるいは仕事は存在しても、都心と比べると給料が安いなど条件的に劣ったり、
肉体的に厳しい仕事が多かったりします。

移住者募集をよく目にしますが、仕事は第一次産業ばかりです。
農業・漁業・林業が主体だったりしますから、
それぞれの条件を調べてみれば労働条件の厳しさはわかるでしょう。

生活コストが安い!とは聞きますが、食料品は同じような価格ですし、
家賃以外のメリットは少ないように感じます。

近所のおすそ分けで買い物いらず!なんて最初から期待するのは間違っていますし、
そういう濃密な人間関係を築くのは抑うつ状態の人にしてみれば苦痛のはずです。

人間が少なく自然が多いというのはうつの療養には良い環境ですが、
それだけで安易に移住するのは別の大きな厄介事の原因になりかねません。

うつと転地療法

だからこそ期間を区切って転地療養するのです。

転地療法というと昭和の時代に結核患者が空気の良い高原で
療養するようなイメージですが、うつの場合も同じです。

ごみごみして刺激が多く、人だらけの都会から、
自然が多く人が少ない田舎で療養というわけです。

つまり田舎に長期的な生活基盤を築くのではなく、
いずれは元の場所に戻る事を前提として一定期間だけ田舎で生活する。

これは一定の効果があると確信しています。

滞在する方法はウィークリーマンションでもいいですし、
短期間の賃貸でもいいです。

宿に1か月もいるのは経済的に現実味が無いので検討に値しません。

1~2か月も自然に囲まれた今までと違う環境に身を置いたら、
かなり気分も変わってきます。

実際、僕はよく海や山にいってぼうっとしていましたし、
新鮮な空気を呼吸する為に日帰りしても気分が軽くなるくらいです。

気分転換の一種として環境を変える事で抑うつ状態が軽減すると
言えるでしょう。

自然に囲まれてとか、うつの自然治癒という事で調べると、
途端にスピリチュアル系な胡散臭い民間療法ばかりが目に飛び込んできますが、
そういったオカルト的な意味では無く、ごくごくまっとうな療養です。

どうして転地療法に効果があるのか?

結核の場合は細菌とか煤煙などの大気汚染から逃れるという
非常に分かりやすいメカニズムがありますが、
どうしてうつの場合は良くなるのでしょうか?

調べてみましたがはっきりした資料は無いです。

そもそも原因やどの状態がうつ病なのかというのも曖昧なのが
心の病ですから治り方についても数値化出来ません。

だからあくまでも個人の感想の寄せ集めや、傾向としてしか
回答出来ないと思います。

そこで僕の個人的な考えを紹介します。
色々と勉強しましたが、まず辻褄はあっているのではないでしょうか?

うつに転地療法が効くのはおそらく、
自分が抑うつ状態の時に周りに合ったものが全部なくなったので、
うつである事を意識しなくなるのだと思います。

NLP心理学にアンカーとトリガーという言葉があります。
アンカーとは錨トリガーは引き金の事です。

例えば僕の場合は鬱の時は会社に行く事を考えたり、
連想させるようなものを目にするだけで抑うつ状態になりました。

これは会社を連想させるものがトリガーで、
つらい気分がアンカーです。

普段は意識していないけど、心の底に錨のように沈められている感情が、
トリガーによって表に出てくるという訳です。

うつになった時と同じ環境に身を置けば、
常にうつの記憶と結びついたトリガーだらけの中にいる事になります

だから常時うつに記憶が想起される引き金がはじかれているので、
うつ病からなかなか抜け出せない。

けれども、うつの記憶と無縁の場所、つまりトリガーの無い環境に行けば、
うつが表に出てこなくなるというわけです。

これは論文とか医者が言っている事ではありませんが、
僕の感覚的には正しいと確信しているメカニズムです。

あとは、自然は人間がデザインしたものではないので作為が含まれていないというのも
大きいと思います。

大都市は街路樹一本だってデザインされてそこに配置されています。
建物や道路などは都市計画の代表でしょう。

つまり常時、他人の意識の中にいるとも言えます。
誰から想定した環境の中で暮らしているわけです。

こうした作為が無意識のストレスとなっている可能性もあるのではないかと
思います。

実際、アウトドア系の人達の情報発信では度々僕の主張と同じような事が
様々な人の様々な表現で語られています。

結局、うつと転地療法の関係はうつになった環境や人間から離れられるという点が
一番大きいのでしょう。

SPONSORLINK
SPONSORLINK

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です