友人がうつ病になったら人間関係を切るべきか?当事者の意見として

黒の背景に分離された象と象の古典的な白の大理石像

うつ病になると人間関係が煩わしくなるそうだから、
友達としては縁を切ってあげるのが最高の友情だろ?
そんな煽りにマジレスしてあげる事にしました。

もう、いい加減にしろって感じですね。

自己責任論を振りかざせばなんでも許されると思っている人が、
ネットに山ほどいるという事の裏を返せば、
リアルでも口に出さないだけで同じ考えの層が沢山いるのでしょう。

しかも上の世代が偉そうにいうだけでなく、
同年代で同じような状況にいるものが激しく叩くのです。

自分はこんなにひどい状況でもうつ病になどならず、
一生懸命働いている。病気なんて甘え!というわけです。

この意見、僕も病気になるまでは内心そう思っていたので、
非難できる立場にありません。

仕方ないね、と生暖かく見守ることだけです。
そして自分に不調が現れた時に同じ意見を持っていられるか見ものです。

確かにうつ病が増えた経緯として、苫米地博士などが言うような、
薬を売りたいがために病気を作ったという経緯には頷けますが、
この症状は昔から存在しています。

明治には文豪よろしく精神衰弱、
戦争後は帰還兵の人や広島で原爆で放射線を浴びたり強いショックを受けた人が、
ぶらぶら病とか呼ばれていた状態がうつ病の症状そっくりです。

これはアレルギーを知らなかった昔の人が、
食品アレルギーで亡くなった人を見ても、
原因不明の突然死としか思えないのと一緒でしょう。

このような症状が病気として認知されたことで、
うつ病が生まれたと言える部分もあると思うのです。

また、20年以上に及ぶ不景気や競争の激化で、
時代的に閉塞感があり、若者にしわ寄せがきていて、
疲弊する人が増えたという部分も関係ないとは思えません。

このグラフをみるとホントに絶望しかないですよね(汗)

年収推移

年収推移

統計元:国税庁 平成25年 民間給与実態統計調査結果

それでいて○○離れとか叩かれるのは若者世代ばっかり。
氷河期世代の僕の頃よりも更に厳しくなっていて、ホントに酷い。

元うつ病患者として

昔から一定数いたとか、不況で苦しいとか、
データをあちこちから持ってきてこんなに厳しいって状況を説明できても、
実のところ当事者にとってみればどうでもいいんですよ、経緯なんて。

作られた病だとしても苦しみは存在しますし、
実際に血液検査で異常な数値が出ているのですから、
病気として存在しているのです。

うつ病の時はこの苦しみが消えてなくなって欲しい、
元気に毎日暮らす事が出来るようになりたいと願うのみです。

そして周囲の無理解についても余裕が無くて、あまり気にしていませんでした。

匿名掲示板ならともかく、リアルでわざわざうつ病の人のと所へやってきて、
お前とは絶交だ、という人はまずいません。

実際のところ、うつ病になるとこちらから連絡を取る事も無くなりますし、
遊びの誘いが来ても断ってしまうので自然と疎遠になっていくのです。

友人がうつ病になったら

人間関係を切ってあげる、という言い方はかなり煽っていて、
お前は俺の友達である資格を無くした!と言っているのと一緒です。
僕としては非常に不愉快に感じました。

ただ、この煽りにはほんの少しだけありがたい部分があって、
うつ病の人を放っておいてくれるのです。

そのまま放って置かれたら人間関係も壊れて無くなってしまいますが、
時々短いメールでもよこしてくれるのならば、それが最高の関係性だと思います。

無理に明るく楽しい思いをさせてあげよう!と思って、
外へ連れ出したり、テンション高く接するのは当事者としては消耗します。

特に人ごみの中へ連れ出されると、楽しい事よりも疲れて動けなります。
電車には出来るだけ乗りたくないです。

また、友達の前ではいつものようにふるまって見せても、
家に帰ったらぐったりして何日も動けない状態になる事も珍しくありません。

結局のところ、うつ病は自分でなんとかするしかない病です。
友達がいくら力になってあげたいと思っても無力です。

なまじガンや骨折のように素人に手が出ない問題だとと認識出来ないから、
気分転換と称して盛り場へ連れ出そうとする人は結構多いです。

どうしても気分転換して貰いたいなら、
あまり人のいない山とか、海とか自然が多いところがお勧めです。

僕も回復して来てからは積極的に自然が多いところへ足を運びました。

自動車で連れて行ってくれるのであれば、
是非誘いに乗りたいところですね。

家族がうつ病になったら

こちらは人間関係を切れるものではありませんし、
むしろ友達よりもよっぽど心配が深いです。

家族としてやってあげられることは、
急かさない事と程よくほおっておく事です。

何時まで休んでいるの、とか、
復帰したらどうなるの、とか、
いつ治るの、などは禁句です。

うつ病の場合、1日の大半を気力不足でぼんやりしていたり、
横になって眠っていたりしますから、
それを見ているしかない家族としては何か言いたい気持ちになるのは、
自然な感情だと思います。

それでも問い詰めるような事はせず、緩く放っておいてください。

一番ヤバいと感じているのは本人ですから、
わざわざ状況を教えてもらわなくても、
最悪の事態まで脳内シミュレーション済です(苦笑)

最後に

友人や家族がうつ病になったとしても、出来る事はほとんどありません。
ブログでは何度も書いているように、うつ病を克服する事は自分にしか出来ません。

医師から処方されたSSRIのような薬ですら、
飲んでいれば自動的にうつ病が治癒するとは言い切れないです。

僕などはホントに、このまま飲み続けたらバカになるんじゃないか!?と、
焦るくらいでした。

物忘れとか、ケアレスミスとか、眠気とか、離人感が出てきて薬が怖く感じたのです。

どの段階でうつ病を克服しようと心に決めるか、
そして行動に移せるか、これがうつ病対策の決め手となるでしょう。

うつを発症した時、付き合い方に悩んでくれるような人が周囲にいる人は幸せです。
大概はフェードアウトしていくのでぼっちになります。

当事者としては早く克服して元気な姿を見せる事が最大の恩返しになると思いますよ。

SPONSORLINK
SPONSORLINK

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です