そもそも人はどうして筋トレをするのでしょうか? 筋肉を、肉体を鍛える事で何を得ようとしているのでしょうか? まずは筋トレに対する姿勢やマインドの重要性について説明します。 当サイトをご覧になった方は例外なく筋トレに興味をもっているはずですが、
その理由は様々だと思います。
自分の肉体を鍛えて格闘技やスポーツで勝ちたい。
中年太りが気になって痩せる為に筋トレを始めた。
筋トレをする事で魅力的な肉体を作りたい。
腰痛がひどくて筋肉を付ける事で腰への負担を減らしたい。
押し出しを強くする為に厚い胸板や首回りが欲しい。
僕の場合はプロフィールに記載したようにうつ病からの脱出でした。
うつ病に対する筋トレの有効性については別記事にて紹介します。
このように理由は様々ですが、共通している点があります。
それは、みんな何かを得る為に筋トレを始めたという事です。
勝負に勝つために強い肉体が必要だ。
モテる為に魅力的な肉体が必要だ。
仕事を続ける為に健康な肉体が必要だ。
迫力を出すために大きな肉体が必要だ。
等など・・・。
このように何かを得る為の前向きな姿勢が筋トレという形を取って、
現れたと言えます。
そんな事は無いという人もいるかと思いますがこれが大事な点です。
これまでに例に挙げた理由は何も筋トレを通じて手に入れなくても良いものだってあるからです。
体を鍛える代わりに人間工学に基づいた高級チェアを買っても良いし、
迫力を出すためにボイストレーニングに行っても良いですし、
痩せる為に脂肪吸引や整形手術に頼っても良いのですから。
数ある選択肢の中から無意識のうちに筋トレという一見、
非常に地味な苦しい鍛錬を選んだのです。
経済的、時間的な理由だという方がいるかもしれませんが、
やろうと思わない事はどんなに条件が揃っていてもやらないものです。
筋トレという手段を選んだ時点であなたは気高いマインドを持っています!
このことを絶対に忘れないで下さい。
筋トレを勧める理由
筋トレには非常に多くの効能があります。 順番に上げていきましょう。
筋肉を鍛えると自信が付く
これは明らかです。なぜなら筋肉を付ける為には継続したトレーニングが必要で、
しかも筋肉の破壊と再生というサイクルがあるため苦痛を伴います。
またトレーニングが成果に結びつきづらい時期もあり、
理由について考えざるを得ません。
よってマッチョ=バカというステレオタイプの図式は当てはまらないのです。
継続と試行錯誤の結果が筋肉に現れています。
だから肉体をデザインする事に成功した人はみんな自信に満ち溢れているのです。
筋トレをすると若返り、思考力が向上する
筋肉トレーニング時に分泌される成長ホルモンの働きによるものです。
成長ホルモンの機能としては下記があげられます。
- 傷ついた組織の回復
- 記憶力の向上、気分の落ち込みを防ぐ(うつ病予防)
- 骨組織の成長促進
- 脂肪の燃焼促進
- 病気への抵抗力促進
- アンチエイジング
通常、成長ホルモンは睡眠時に脳下垂体という器官から分泌されますが、
トレーニングにより筋肉が破壊される事で分泌されやすくなります。
筋肉を付けると説得力が付き目立つ
これは自信に加え肉体的な迫力が付くという外見的な変化が合体した結果です。
ヒョロヒョロガリガリのビジネスマンと厚い胸板を持ち、腕もたくましいビジネスマン、
どちらがスーツを着こなしているかも含めて第一印象の差は歴然としています。
また、体育会系のビジネスマンは首の太さで仕事が出来る男か見極めています。
何故なら首を鍛える事は非常に難しく、
全身を鍛えた結果が首の太さに現れているからです。
つまり首が太いビジネスマンは全身が鍛えられているので
継続力や忍耐力があるとみなされるのです。
加えてインナーマッスルを鍛えれば声量も増すのでますます目立つでしょう。
これだけの理由があれば、筋トレをしない理由は無いと言えます。
何故筋トレは続かないのか?
筋トレをする事はいいこと尽くしである事は間違いありません。
しかし、ほとんどの人は継続する事が出来ません。
一体何故筋トレを続ける事が出来ないのでしょうか?
それには大きく分けて3つの理由があります。
成果が出るまでのギャップに耐えられない
いくらハードなトレーニングをしたとしても1日や2日では、
肉体に大きな変化は現れません。
むしろ、毎日少しづつ継続した方が筋トレの成果は出やすいです。
しかし「今すぐ」に結果が欲しい人に取ってみれば、
理想と現実のギャップがある期間に耐えられません。
理想に程遠い肉体を見てはモチベーションを失い、
いつしか筋トレを止めてしまうのです。
苦痛に耐えられない
筋トレには筋肉の破壊と再生のサイクルが必須です。
そして筋肉を強く大きくする為には大きな負荷をかけなくてはいけません。
この時に苦痛を伴います。
スクワットのキツさであったり腹筋の辛さなどトレーニング中の苦痛に加え、
筋肉痛も逃れる事が出来ません。
この辛さが嫌でメニューをこなす事から遠ざかってしまう人も多いのです。
疲れていて時間が無い
もっとも多い理由です。筋トレを始めよう!と計画したのはいいけれど、
会社から帰ってくるとヘトヘトで予定していたメニューをこなす気にならない。
筋トレをして疲れてしまったら、明日の朝にちゃんと起きることが出来るか心配だし、
早く寝て体力を温存しておいた方がいいとか、
せっかくの休みなのだから疲れる事はしないという理由付けでトレーニングを止めてしまいます。
こうして継続できない理由を並べてみると、どれも、もっともな意見です。
日々を忙しく過ごしているサラリーマン・ビジネスマンなら仕方ないと共感するでしょう。
そしてこれらの理由をクリアして筋トレを継続して肉体改造した人が、
忍耐力や継続力があると見做されるのは当然の事ですね。
継続にはマインドが重要
ここでマインドの重要性がフォーカスされます。
マインド(mind)とは心とか精神の意味で、心構えと同等の意味合いで使われます。
どんなマインドを持って筋トレに臨むかという事が継続のポイントです。
筋トレ継続のワンポイントアドバイスとして、
壁にスケジュールを貼ると良いとか、 隙間時間を活用しようとか、
毎日鏡を見よう、という指導もありますが、 これらは抽象度が低いです。
小手先の工夫で自分に精神的なニンジンを与えて、
筋トレメニューを消化させよう、というのは二流です。
もしも絶対に筋トレをしたい!と思う強いマインドがあれば、
どんな困難な状況でも筋トレをしてしまうものなのです。
これはモチベーションとは違います。
モチベーションという言葉を使う時、
本来ソレはやりたくないけど意思の力でやり抜くと決めた結果、
出てきたやる気という意味合いで使われます。
本当はやりたくないと思っている事がモチベーションの原点です。
だから、モチベーションが上がらないとか、
モチベーションに頼っても上手く行かないとか言われるのです。
これはテレビゲームに熱中する子供を例にすると分かりやすいです。
ご飯を食べているときでも車に乗っているときでも、
ほんの数分というわずかな時間でもゲームをしてしまう。
これは子供が自発的に行っている事で、強制されたものではありません。
むしろ、親がいい加減止めなさい!と叱っても隠れてプレイするくらいです。
しかもゲームに詰まったら、
友達に聞くだけでなくインターネットで検索して調べてしまったりします。
これを子供はテレビゲームへのモチベーションが高いとは誰も言いません。
やりたくない事に対して意思の力でやる気を出しているわけではないからです。
同じことがパソコンやインターネット黎明期にアダルト動画見たさにパソコン操作を覚えた大学生にも通じます。 彼らに毎日ゲームが進んだ分をカレンダーに書き込ませて昨日の進み具合を比較させたり、 ご褒美を用意してあげる必要があるでしょうか?
必要ないと言うに違いありません。
もしあなたがゲームに熱中する子供くらいのマインドを持つことが出来れば、
筋トレを継続する事など簡単な事です。
そこで次の記事では強いマインドの作り方について紹介します。
コメント