加圧トレーニングという言葉をご存じない人も多いでしょう。このところオフィス街にもジムの看板が目立ってきたので経験者として解説します。
加圧トレーニングとは、上腕や鼠蹊部をバンドで締め付けた状態で、負荷をかける事によってトレーニング効果を増すものです。
試しに上腕のわきの下当たりをヒモできつく縛って1Lのペットボトルでも上げ下げしてみましょう。
直ぐに筋肉が膨らんできて締め付けている部分がきつくなってきます。
そのままの状態で更に上げ下げしていると、今度は筋肉が痛くなってきます。
これによって少ないトレーニング負荷で限界までトレーニングした状態と同じくらいの効果が得られるのです。
数年前、僕も加圧ジムに通っていましたが、その事は女性向け加圧ジムはなくて、ボクシングジムと併設されていたり、本当に体を鍛えたい男性向けのものばかりでした。
このあたりの体験談は水道橋博士の本に詳しくて、僕もかなり影響を受けてジムに通いました。
加圧トレーニングの効果
筋肥大について
筋肥大は間違い無くありますし、驚くほどです。
トレーニング後は筋肉がパンパンに張っていますし、何年も通った人はかなりムキムキになっていました。
ただしある程度のレベルまで、手足が主体です。
筋肥大の効果が無い、という人はいますが、そもそもボディビルダーのような肉体を目指している人には、相応しいトレーニングでは無いと思います。
ダイエットについて
間接的にはあると言えます。
ただし、筋肉量が増える事で基礎代謝があがり痩せるとか、血行が良くなるので体温が上がり基礎代謝が改善するという意味なので、直接脂肪が減っていくイメージではありません。
美容について
これは加圧トレーニングによって成長ホルモンが出やすくなっているので、間違い無くあると言えます。
また、ダイエットと一緒で、基礎代謝が上がって痩せる事で美しくなる部分と成長ホルモンが分泌されて、若々しくなるという点で美容効果があると言えるでしょう。
トレーニングの実際
加圧バンドという手足を締め付けるベルトを使って血流を制限するのですが、このバンド自体が高価でなおかつ、取り扱いには勉強が必要です。
こちらの動画では加圧トレーニングについて非常に分かりやすくまとめているので、非常に参考になります。
加圧トレーニングの真実と注意点 筋肥大に効果がある加圧トレーニングは楽じゃない
再生時間:5分20秒
実際の加圧トレーニングをしている様子はこちらです。
加圧の極意!加圧トレーニングはここまで追い込め!
再生時間:5分12秒
僕が通っていた頃はこの動画のような男の筋トレでしたが、最近の美容系加圧トレーニングを見ると負荷自体がかなり軽減されていると感じます。軽い締め付けで片手片足から始める・・・というのは最近の傾向でしょう。
実際、動画再生40秒付近でダンベルを3回上げただけで腕が赤くなり、血管が浮き出てきます。これが実際の加圧トレーニングです。
これでトレーニング効果が怪しいと言われても、単に負荷がかかっていないだけだと言えます。
加圧トレーニングのコストについて
残念ながら今も昔も高額です。
初心者がバンドを買って自分で調整するのはお勧めできません。最初の数か月は加圧ジムに通って調整してもらいった方が良いです。
慣れてきて加圧トレーニングを続けられるという確信が出来たら、実際にバンドを買って調整方法を学ぶと良いです。
最初から全部通販で揃えて自己流で行うのは危険だと思います。
ジムの価格についてはかなりばらつきがあります。
加圧トレーニング専門のジムだったら1回7~8000円ほどでチケット制になっていたりします。
通常のスポーツジムでもオプション的に扱っている事もありますが、同じくらいに別途料金がかかります。
ただし、美容系の加圧トレーニングならなら下記のように比較的安くなっています。
加圧トレーニングの効果は非常に高く、効果を実感しやすいですが、ある意味でハイコストなトレーニングだと言えるでしょう。
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